事例概要
東京大学生産技術研究所 合田研究室のプロジェクト「anagodb」のロゴマーク等を制作しました。
ロゴマーク
anagodbは、東京大学生産技術研究所の合田研究室がフルスクラッチで開発した、新しいデータベース管理システムです。合田研究室で考案した新しいクエリ処理の実行方式に基づいて開発されており、大規模データからの検索処理を非常に高速に行うことができるシステムです。
今回はこのプロジェクト「anagodb」ロゴマークの作成をご依頼いただきました。
ラフデザイン
anagodbはその名の通り「穴子」が由来です。きっと開発者の方の中に穴子好きがいらっしゃったのでしょう。
お客さまからは、穴子のイメージであること、そしてかわいいことを条件にデザインをご依頼いただきました。
下図のような初期ラフイメージを描き、ご覧いただいたところ、データベース感にこだわらず、実物によって欲しいというご意見があり、その後ロゴマークの提案では実物よりの提案をしています。
ロゴマーク
実在の穴子のにょろにょろ感とかわいさの両立に重点を置いてご提案しました。
また、他の既存データベース管理システムのロゴマークを参考に、できるだけシンプルな形状としています。
下図はその提案の中の一部です。

この提案のあと、ベースを1案に絞り、円をベースにニョロニョロ過ぎないバランスをとりつつ、修正して最終的に下記のようなロゴマークとなっています。

ロゴタイプ
穴子のイメージに合うフォント26案、ロゴタイプデザイン案ご提案しました。
最終的にかわいくて前向きな下記2案となりました。

ロゴタイプもできるだけシンプルでモノトーン調にしてまとめています。
穴子は、顔の部分から尻尾の先までが長く、ロゴタイプと並べたときにやや小さく見づらくなってしまうことから、一番特徴的な顔とヒレの部分までを円に囲ってロゴタイプと並べます。
壺から覗いているようにも見えるところも、かわいいポイントです。
アイコン
アイコンにする際に、穴子の模様部分等を取り去るかどうかといった部分も含めてパターンを作り、提案いたしました。
<提案>
最終的に、Webアイコンレベルの小ささになっても判別できるシルエットを採用いたしました。
<決定案>
活用事例
Tシャツやパーカー、学会発表ポスターなどにご活用いただいております。



ご依頼いただいた研究室について
今回ご依頼いただいた東京大学生産技術研究所 合田研究室は、大規模データを対象としたデータ工学に関する研究を行っている著名な研究室です。
昨今よく耳にする「ビックデータ」という言葉が使われる前から、大規模なデータ処理に関する研究をされています。
駒場にある研究室では、東大駒場リサーチキャンパス公開と併せて研究室公開も行われています。ご興味のある学生さんは一度御覧ください!
また、anagodbの公式紹介ページはこちらです。