【メイキング】DENSHA DAISUKI

1月の新作である、子鉄がいる親子向けTシャツ「DENSHA DAISUKI」の制作過程について詳細に記載します。

制作への思いや、制作過程について皆様にお伝えするとともに、他の方がグッズ制作される際の一助になれば幸いです。

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着想・サーベイ

着想は大変シンプルで「親子で着れる鉄オタTシャツってあんまりないから、作っちゃえ」です。

サーベイ、もとい子供のための服探しはこの3年行ってきました。
子供が短時間で着替えをしてくれるためにはお気に入りのTシャツがあると便利だからです。

鉄道好きの方向けTシャツは、新幹線や特定の在来線など、実際の鉄道に依拠しているものが多いです。
または子供用にトーマスやチャギントンなどキャラクターものがあります。
当然、鉄道ファンの心を満たすために、忠実再現!超リアル!

もちろん!かっこいい鉄道Tshirtもありますよ。例えばTシャツブランドのOJICOさんやLundryさん。

参考
OJICO


参考
コラボTシャツLaundry

とはいえ、子供が鉄オタになった影響で、ゆるく鉄オタになった親が着るには勇気が・・・。
そこで、ちょっとゆるく鉄オタができるTシャツを作ることにしました。
(また、実際の鉄道に依拠したTシャツを作るには各社との権利交渉があるので、法人でないと難しいかもしれませんね。)

小ロット or 量産

今回、Tシャツを作成するサービスをsuzuriさんに決めました。

参考
Suzuri

利点は、小ロットに強いところです。具体的には下記のとおりです。

  • すぐできる(注文後1週間程度)
  • 1枚からできる
  • インク色は何色使っても良い
  • 在庫リスクがない

比較対象となるのは、いつもTシャツを作っていただいているartdirectさんです。

参考
artdirect

利点は量産に強いところです。具体的には下記のとおりです。

  • インク耐久性が高い、はっきりしている
  • まとめて作ると安くなる(インク色数、印刷範囲によるが、概ね20枚以上)
  • 色んなアイテムに印刷することができるので、同じデザインで展開したいときは便利だし安い
  • 印刷版を保存しておいてくださるので、次は別の色に印刷、などもできる

artdirectさんは、結構柔軟に対応していただけるので、毎回お世話になっています。ありがとうございます!

さて、今回は、とにかく自分たちが着たい!需要はよくわからない!という状況だったので、ひとまずsuzuriで作ることにしました。
売れ方をみて、切り替えてもいいように色数を抑えたデザインすると良いかもしれません。

また、suzuriさんにしても、artdirectさんにしても、自分で宣伝しない限りは売れることはないなと感じます。
作ったあとに、どんなタイミングで売ろうかと考えることも良いと思います。
今回は、自分が着るために作っているので、売れることは二の次ではありますが、suzuriのTシャツが1000円引きになるタイミングだったので、それに乗じてTwitterやメールマガジンで宣伝することにしました。

下絵を書く

方向性とターゲット、作り方が決まったところで、下絵を描きます。
予め作りたいグッズが競合していないか、googleやsuzuriのサイトで「鉄道 Tシャツ」とか「子鉄 Tシャツ」で調べて、自分がが作りたいものに似たものがないことを確認するとより安心です。

鉄オタTシャツに電車は欠かせませんな、ということで、表は電車モチーフ、線路とすぐ決まりました。
ただ、電車に添える文字には悩みました。No LIFE,NoTrain、Railfan、子鉄…うーん。
悩んでいるところを夫に見せると「そのあたりじゃ、あなたの絵にあわないので、もっとサ○リオっぽくローマ字で」とアドバイスが。
DENSHA DAISUKIの登場です。

表はだいたい決まったので、裏です。
裏も鉄道関係にしたいけど、さてさて。駅とか?踏切とか?うーん。
信号機!信号機もいろいろあるけれど、出発信号機にしよう!!!

SHUPPATSU SHINKOUの登場です。
出発進行、一般の言葉のようですが、実際には鉄道用語で「出発(信号機に)進行(を示す青色が点灯していることを確認した)」と運転手が言う言葉です。見る人が見ると、おっ、出発信号機、と思ってもらえるように描くことにしました。

出発信号機は信号機を各社に納品している日本信号さんのサイトを参考に、三灯式にしました。

参考
信号機にはどんな種類がありますか?日本信号株式会社

FLASHで絵を書く

高校生の時からFLASHを愛用しています。手書きっぽい絵ができて、しかもベクターデータなので伸ばしても劣化しない。
お気に入りです。

下絵

水色、図形ツールで下絵を描きます

なぞる

濃い色などでなぞり、手書き感を出します。はじめ文字はフォントそのままで書こうとしていましたが、絵と合わなかったので手書きしています。

夫に途中で見せたところ、「電車は進むものなので、方向がわかるように」とアドバイスがあり、運転席付きの電車に変えています。
相変わらず夫はすごいですね…。

イラストレーターで配置する

FlashデータをIllustrator形式で出力し、suzuriの各アイテムに印刷できる最大画像サイズ仕様を見ながらピッタリのボードを作って、配置します。Tシャツだと「横2520px × 縦2992px」です。
が、今回は縦長にしないので、ボードは縦に短くなっています。こうするとサコッシュ等の横長画像が必要な他のグッズに流用しやすいです。

下図のように裏の信号機の色は比較画像と作って決めました。(カラーにするか、青だけカラーにするか、グレースケールにするか迷い、作って青だけカラーにしました。)
suzuriは何色でも使えるところが良いですね!
また、Tシャツ色が淡色か濃色かで最適な色味が異なるので、表裏それぞれ2パターンの画像を作っています。

おっと、Twitter用の落書きがこんなところに…。

価格決定と宣伝について

今回、着想から入稿、販売まで、大体1日(8時間程度)かかりました。
1日大体2万円の売上が立てられることを目標にしていて、suzuriでは1枚あたり500円の利益を頂いているので、回収期間3年で40点以上売れたら回収できる見込みです。Tシャツ以外にも展開できますが、結構多いです。
本当に回収しようと思ったらもっと大々的に売れるか、利益をあげないといけませんが、今回は自分と子供が着るというプライスレスで心がみたされるので、半分ぐらいで良しとしましょう。

宣伝は、Twitter等でみなさんにお知らせします。
基本的に、suzuriはスタッフのかたに見つけられてピックアップされない限り、知らない人が突然買ってくれるミラクルはあまり起きません。suzuriを使わなかった場合はもっと大変で、自分の宣伝のみです。そうです、Tシャツ買いたいな、と思って普通の人が調べるのって、まず楽天とかzozoとか服飾系サイトですもんね・・・そりゃそうだ・・・。というわけで、知ってもらうときはTwitter等の別チャネルで自分で!入念に!

完成!

さていよいよsuzuriのサイトに入稿して、完成です!
サイトに入稿完了して即注文が可能になります。
せっかくなので、検索用単語に「鉄道 鉄オタ 鉄ヲタ 子鉄 子供 乗り物 電車 大好き 線路 信号 信号機」等の単語を入れておきました。みんなに見つけてもらえると、良いですねえ。

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メディア掲載

BS日テレ「右近・礼二の妄想トレイン」「#1 ひのとり&しまかぜで行く伊勢志摩の旅(2020年6月8日放送、2021年7月26日再放送)」にて、徳永ゆうきさんがご着用してくださっていたようです。番組サイトでもピンクのDENSHA DAISUKI Tシャツご着用の様子を拝見できます。ありがとうございます!!

参考
#1 ひのとり&しまかぜで行く伊勢志摩の旅右近・礼二の妄想トレイン